コラム

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若年層における鼠径ヘルニア

2024.12.02

皆様こんにちは、大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックです。

 

鼠径ヘルニアは一般的には高齢者や男性に多くみられる疾患とされていますが、実は若年者でも発症することがあります

今回は「若年者の鼠径ヘルニア患者さん」についてご紹介します。

 

鼠径ヘルニア(脱腸)とは?

体は筋肉という壁の覆われていますが、一枚板の筋肉ではなく、何枚かの筋肉が立体的に壁を構築しています。鼠径部では筋肉に隙間が空いている箇所があります。その隙間から腹膜が袋状に皮膚の下まで脱出するのが鼠径ヘルニアであり、袋の中に腸管が出ると患者様は「鼠径部の膨らみ」として感じます。

典型的な症状は、立ったり、お腹に力を入れたりすると鼠径部に膨らみが出て、横になると消失します。

鼠径ヘルニアは放置すると徐々に大きくなるだけでなく、「嵌頓」という状態になる事があります。嵌頓とは、文字通り、嵌り込んで、頓挫した、を指します。この状態になってしまうと、腸閉塞と腸管虚血を起こし、腸が壊死してしまって腹膜炎に至ります。

若くして鼠径ヘルニアに罹患する方

診療を行っていると若い方の鼠径ヘルニアが案外多いことに驚きます。

小さなころから足の付け根が腫れているが押し込むことが出来る。

大学の頃に気づいたが股関節の部分が膨らんでいることがある。

など、見た目は飛び出しがあるものの、痛みなどの症状がないため放置していたという方です。疫学に関する研究は多数ありますが、手術件数がベースになったものが多く実際に鼠径ヘルニア(脱腸)になっている方の数を反映しきれていないのではないかとさえ思います。

 

当院での鼠径ヘルニア患者さんの年齢

手術件数に目を向けてみると、10代~40代くらいまでの方の手術件数は他の年代に比べて極端に少ないです。大学受験、就職、働き始めると休む間もなく、気になるけれども放置しているという方が多いということを改めて実感いたします。

特に30代~40代は仕事で忙しく、医療機関を受診する時間があまり取れないという状況があるように感じます。

 

当院の診療

当院は、忙しくて時間の無い方にこそ頼ってほしいという思いで開院いたしました。

仕事や家事などでなかなか時間が取れない方にも利用していただけるよう、平日は21時まで診察を行い、さらに土日祝日にも手術対応を行っております。

貴重な時間を使ってご来院いただいた方々には、最大限のサポートと丁寧な医療サービスを提供し、一人ひとりのお悩みに真摯にお応えしたいと考えております。

本日は「若年者の鼠径ヘルニア患者さん」についてご紹介いたしました。

鼠径ヘルニアは、一見すると軽度な症状に見えることもありますが、放置してしまうと重大な健康リスクを引き起こす可能性があります。鼠径ヘルニアは、早期発見と適切な治療が肝心です。気になる症状がある場合は、当院にご相談ください。

 

鼠径ヘルニアかな?と思う方はぜひ当院にご相談ください

当院は鼠径ヘルニアの日帰り手術を専門とするクリニックです。鼠径部(足の付け根)のしこりは様々な病気が考えられ、当院では鼠径ヘルニア以外の疾患についても責任をもって鑑別診断や治療を行います。

 

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