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鼠径ヘルニアと運動の関係

2024.12.04

皆さんこんにちは大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックです。

 

運動は食事と並んで、健康維持に欠かせない要素です。近年では、映像コンテンツの充実により、自宅でレッスン動画を見ながら運動する方も増えています。

また、コロナによる規制が緩和されたこともあり、ジムやフィットネスクラブに通う人も再び増えてきているのではないでしょうか。

間違いなく、運動は健康のために積極的に取り入れるべき習慣と言えるでしょう。

本日は、鼠径ヘルニアと運動の関係について、どのような影響があるのか詳しくご説明します。

 

 

鼠径ヘルニアと運動の関係

鼠径ヘルニアの国際ガイドラインにはヘルニアのリスク因子が記載されています。鼠径ヘルニアは男性に多く、対側のヘルニアがある方はもう片方に起きやすいなどが挙げられます。

また前立腺摘出術後など特定のご病気をお持ちの方に多いという傾向もあるといわれています。

ただこの中に運動を明らかなリスクとする提言は含まれていません。激しい運動をするとお腹に圧力がかかるため、腹腔内臓器が腹壁に出来た穴から飛び出す鼠径ヘルニアは起きやすくなるのではないかと心配される方もおられるのではないでしょうか?

 

全く関係ないということは証明できないでしょうが、運動そのものは健康増進に有益であり、制限する必要はなくむしろ励行すべきものと私は考えます。

強度の高い運動は鼠径ヘルニアのリスクである可能性も運動と直接の関係はないかもしれませんが、1日6時間以上の立ち仕事や歩いての仕事をする方はヘルニアになりやすいというデータがあります。

また1日4000㎏以上の荷物を持ち上げる仕事をされている方もヘルニアになりやすいというデータがあります。

つまり、ウエイトトレーニングや長時間の運動などはリスクになる可能性があるかもしれません。

しかし先述した通り運動は励行するべきものと考えますので、鼠径ヘルニアにならないために運動を控えるというのはナンセンスでしょう。

皆様にはたとえ鼠径ヘルニアになったとしても治療後に運動を続けていただきたいと思います。ヘルニア術後はウォーキングなどの軽い運動であれば術翌日からでも可能です。ウエイトトレーニングや競技スポーツなどの強度の高い運動は術後1週間以降から行っていただくのが一般的です。

日々トレーニングに励んでおられる方の中にも、鼠径ヘルニアに悩まれている方がおられると思います。

運動を愛好されている方にも日帰り手術は良い選択であると考えます。

 

本日は「鼠径ヘルニアと運動の関係」について詳しく解説しました。

鼠径ヘルニアは、一見すると軽度な症状に見えることもありますが、放置してしまうと重大な健康リスクを引き起こす可能性があります。鼠径ヘルニアは、早期発見と適切な治療が肝心です。気になる症状がある場合は、当院にご相談ください。

鼠径ヘルニアかな?と思う方はぜひ当院にご相談ください

当院は鼠径ヘルニアの日帰り手術を専門とするクリニックです。鼠径部(足の付け根)のしこりは様々な病気が考えられ、当院では鼠径ヘルニア以外の疾患についても責任をもって鑑別診断や治療を行います。

 

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