こんにちは、大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックです。
新緑がまぶしく、心地よい風が吹く季節になりましたね🍃
お出かけや日常の動きが増えるこの時期、
「足の付け根が気になる…」という声もちらほら耳にします。
「足の付け根がふくらむけど、普段は気にならないし…」
「市販のヘルニアバンドで抑えてるから大丈夫」
「いずれ自然に治るんじゃない?」
このように、鼠径ヘルニアの症状を“様子見”でやり過ごしている方は、実はとても多くいらっしゃいます。
でも、鼠径ヘルニアは自然に治ることはありません。
今回は、その理由と、治療を後回しにするリスクについて、ご説明します。
🌀 鼠径ヘルニアって、どんな病気?
鼠径ヘルニアは、お腹の中の腸や脂肪などが、足の付け根の隙間から飛び出す病気です。
いわゆる「脱腸」とも呼ばれ、立ったり、お腹に力を入れたときにふくらみが出るのが特徴です。
✅ 横になると消える
✅ 押すと戻る
✅ 押さえておけば問題ない?
…いいえ、実はそうではないのです。
❌ 自然には治りません
鼠径ヘルニアは、筋肉や組織の隙間が広がることが原因で起きるため、
バンドなどで一時的に抑えても、根本的な治癒にはなりません。
むしろ、放っておくことで…
・ヘルニアが大きくなる
・腸が戻らなくなり、激しい痛みや腸閉塞を起こす(嵌頓:かんとん)
・緊急手術が必要になるリスクが高まる
といった事態に進行する可能性もあるのです。
🩹「ヘルニアバンド」ってどうなの?
市販されているヘルニアバンド(脱腸バンド)は、あくまでも一時的な症状緩和のための補助具です。
・悪化の進行を止めるものではない
・長期間の装着は、皮膚トラブルや筋力低下の原因になることも
・バンドで抑えられている間も、実際は“脱出のクセ”がついている状態
つまり、「バンドで抑えておけばOK」という考えは、ちょっと危ないかもしれません。
🏥 治療の基本は「手術」です
鼠径ヘルニアの根本治療は、手術によってヘルニアの出口を閉じることです。
当院では、体に負担の少ない腹腔鏡手術を行っており、以下のような特徴があります。
・全身麻酔で術中の痛みゼロ
・日帰り手術
・傷が小さく、翌日からデスクワーク復帰もOK
・女性や高齢者にも対応◎
「手術」と聞くと不安になる方も多いですが、
計画的なタイミングで受けることで、体への負担も最小限に抑えられます。
💬 「様子見」で悩んでいる方へ
✔ 足の付け根のふくらみ、ずっと気になってる
✔ ヘルニアバンドでなんとかしのいでる
✔ 本当は手術したほうがいいのかな?と思っている
そんな方は、今が相談のチャンスです。
📞 当院ではLINEでのご相談を24時間受付中
🕐 土日祝・夜間の診療にも対応しています
🏥 大阪駅直結でアクセスも便利
「いまはまだいいかな」と思っていた方にこそ、ぜひ一度読んでいただきたい内容でした。
▶ 鼠径ヘルニアについてもっと詳しく知りたい方へ
当院のYouTubeチャンネルでは、手術の流れや注意点を医師がわかりやすく解説しています。
ご自宅でゆっくりご覧ください📺