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性別による鼠径ヘルニアの違い
鼠径ヘルニアは男性だけの疾患ではありません。鼠径ヘルニアを発症する方のうち15%は女性です。男性に比べると少ないですが、それでも1年で2万人程度の女性が鼠径ヘルニアの手術を受けています。鼠径ヘルニアの方は40代から増え始めて65歳~80代の方が最も多く手術を受けられます。ただ若い方であれば30代で手術を受けている方もおられます。
現在でも女性を中心に子育てをされているご家庭は多いのではないでしょうか?また多くの方が働きながら子育てをされていると思います。
全ての女性に入院しないという診療形態で少しでもお役にたてればと思います。
女性の鼠径ヘルニアの特徴
女性の鼠径ヘルニアも男性と同様に外鼠径ヘルニアが最も多いのですが、2番目に大腿ヘルニアが多いという特徴があります。またNuck管水腫や、子宮円索にできた子宮内膜症など、他の類似する疾患が多くあるのも女性の鼠径ヘルニアの特徴と言えます。大腿ヘルニアは鼠径ヘルニアと比べて嵌頓を起こしやすいという特徴があります。大腿ヘルニアは鼠径ヘルニアとの同時手術が可能です。また腹腔鏡であれば両側の鼠径ヘルニア、大腿ヘルニアの観察が可能です。Nuck管水腫や鼠径部の子宮内膜症に対しても日帰りでの手術は可能です。