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鼠径ヘルニアの日帰り手術 ~創の縫い方~

2024.11.25

皆さんこんにちは、大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックです。

 

本日は、鼠径ヘルニアの日帰り手術における創部の縫合方法について詳しく解説いたします。

手術後の創がしっかりと治癒し、痛みや違和感が最小限になるように、適切な縫合技術が重要です。

それでは、創部の保護や術後ケアも含めた、縫合について順を追ってご説明いたします。

 

鼠径ヘルニアってどんな病気?

股関節の左右の足の付け根の部分が膨らむことが典型的な症状である鼠径ヘルニアは脱腸とも呼ばれます。足の付け根付近には筋肉の隙間が存在し、そこから内臓が皮膚の下まで脱出することが病気の原因です。腸管が出ているとき、患者様は「鼠径部の膨らみ」として感じます。立ったり、お腹に力を入れたりすると鼠径部に膨らみが出て、横になると消失します。

放置すると徐々に大きくなるだけでなく、「嵌頓」という状態になる事があります。この状態になってしまうと、腸閉塞と腸管虚血を起こし、腸が壊死してしまって腹膜炎に至り、時には命に危険がおよぶこともあります。自然に治ることがなく、治療するには手術が必要です。

鼠径ヘルニアの手術は日帰りで出来る

従来の鼠経ヘルニアの手術は3泊4日の入院が必要でした。現在でも殆どの病院は入院手術しか行っていませんが、実は鼠径ヘルニアの手術は入院が不要なんです。

その理由は腹腔鏡手術により低侵襲治療の普及です。腹腔鏡手術は最小限の創で済むため、術後の痛みが少ないえす。また痛みが低下することで術中に使う麻薬性鎮痛薬の量も減らせます。これらにより、術後は痛みが少ないだけでなく、吐き気も殆どありません。

 

鼠径ヘルニア日帰り手術における創の縫い方

日帰り手術を希望される患者さまはお忙しく頻繁に通院できない方が多いです。そのニーズに合わせるために、当院では創の外に糸が出ない縫合=真皮縫合を行っています。真皮縫合とはその名の通り、真皮の部分を縫い合わせる方法で、傷跡が目立たなくするのが最大の利点です。また使用する糸は吸収糸といって、抜糸を必要としません。

この糸は1~2か月ほどの時間で溶けるので、皮膚の内側に縫い込まれていても問題ありません。

本日は「創の縫い方」について詳しく解説しました。

鼠径ヘルニアは、一見すると軽度な症状に見えることもありますが、放置してしまうと重大な健康リスクを引き起こす可能性があります。鼠径ヘルニアは、早期発見と適切な治療が肝心です。気になる症状がある場合は、当院にご相談ください。

 

鼠径ヘルニアかな?と思う方はぜひ当院にご相談ください

当院は鼠径ヘルニアの日帰り手術を専門とするクリニックです。

鼠径部(足の付け根)のしこりは様々な病気が考えられ、当院では鼠径ヘルニア以外の疾患についても責任をもって鑑別診断や治療を行います。

 

平日は21時まで診療し、土日祝日も診療しております。

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